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子どもの健康は3歳前後がとても大切な理由とは?

「子どもの健康は3歳で決まる」
「人生で一番大事なのは最初の1000日」
「三つ子の魂百まで」

世の中でこんな風にいわれていますが、どうして3歳前後の生活スタイルがそんなにも大切なのでしょうか?

今回は、「子どもの健康は3歳前後がとても大切な理由」について3分で解説していきます。

3歳前後でからだの基礎がつくられる

子どもの人生にとって、3歳前後までの生活スタイルはとても大切な期間です。

なぜかというとこの時期に

  • アレルギーやアトピー、喘息などのなりやすさ
  • 風邪やインフルエンザにも対抗できる免疫力の強さ
  • 何をおいしいと思うかの味覚の形成
などの基礎ができるからです。

意識すべきは子どもの“腸内環境”

Amazonで販売されている子どもの食事向けの本や雑誌、Googleで検索したときの記事をみると、さまざまな切り口から子どもの食事について書かれていますが、面白いことにすべて腸内環境に集約されます。

共通して書かれていることは、

  • 野菜や果物を食べましょう
  • 発酵食品を摂りましょう
  • 偏らず多様なものを与えましょう
と書かれていますが、これらはすべて腸内の細菌の良いエサとなるのです。

私たちの生きるこの世界は実はとても多くの菌(微生物)によって支えられています。

おいしい野菜:土の中の菌(微生物)が作り出した成分おかげ
.
体に良い発酵食品 :発酵菌(麹菌・乳酸菌・酵母菌)が生み出した有益な栄養素のおかげ
.
健康な体:腸内の菌(微生物)が分解して栄養素作り、有害物質をうんちとして排出してくれてるおかげ

私たちの腸内の菌(微生物)の数は100兆個、重さは約1.5キロほどもあるといわれています。

実はこの腸内の菌たちがアレルギーなどへのなりやすさや免疫力の強さに大きく関わっています。

腸内には善玉菌と悪玉菌と呼ばれる菌がいます。

大人では

玉菌(日和見菌も含む):85〜90%
玉菌:10〜15%

が最も健康的とにいわれています。

誕生した瞬間は無菌状態で生まれ、母乳やミルクを飲むようになるとほぼ100%善玉菌の腸内環境になります。

離乳食を食べるようになると悪玉菌の割合が増えて、悪玉菌が10%〜15%の状態に近づいていきます。

(「悪玉菌=悪」のように感じてしまうかもですが、悪玉菌の一種である大腸菌もビタミンを作ったり私たちの体にとっていい働きをしていることも覚えておいて欲しいです。)

この腸内の菌の基本的な割合を決めるといわれているのが、3歳前後なのです。

3歳前後(1歳半〜5歳)までは極めて腸内の菌の種類は流動的で、手当たり次第に自分の腸に合う菌(微生物)を探しています。

なのでこの時期にどんなものを食べて、誰と過ごして、どこを訪れて、どんな薬を飲んだかが非常に重要になります。

目指すは、善玉菌を増やして悪玉菌を減らす食事

次に腸内環境の健康を保つためには具体的にどうしたらいいのかについてお伝えします。

「誰と過ごして、どこを訪れて、どんな薬を飲んだか」については追々お伝えしますが、まずは一番大切などんなものを食べるかについてお伝えします。

結論から言うと、善玉菌を増やして悪玉菌を減らす食事を意識して与えましょう。

玉菌を増やす:多種多様な野菜や果物と味噌汁や納豆、甘酒などの発酵食品を与える

玉菌を減らす:お肉は食べ過ぎず、添加物が多いお菓子や食品を避ける

野菜や果物、発酵食品には食物繊維やオリゴ糖といわれる善玉菌のエサになる栄養が含まれています。

加えて野菜や果物、発酵食品にはビタミン・ミネラル類も多く含まれているので、子どもに不足しがちな栄養も補うことができます。

お肉に関しては重要なたんぱく質源なので食べて欲しいのですが、与えすぎは悪玉菌の増殖につながります。

×:唐揚げ→生姜焼き→ハンバーグ
:唐揚げ→鮭のボイル焼き→生姜焼き→豆腐ハンバーグ

「唐揚げ」「生姜焼き」「ハンバーグ」のような3日連続お肉にするのではなく、間にお魚のメニューを入れたり、お肉と一緒に野菜を摂取できる炒めものを入れたりしてメニューを組むようにしてください。

腸内が健康かどうかは「子どものうんち」をみて!

ここまで食べ物を話をしてきましたが、実際に子どもの腸内が健康かどうかについては

「うんち」をみること

をおすすめしています。

子どもが食べたものは腸内の菌に分解され、最後残ったものはうんちとして出てきます。

近年は腸内環境を検査するキットや研究も進んできていますが、金額もまだ高いため、まずはうんちを観察することから始めましょう。

うんちの固さや臭いなどを気にしてみるのが良いでしょう。

子どもとのコミュニケーションとして、「うんち」をみることを実践してみてください。

無料で使うことのできるおすすめアプリとして「うんログ」という観便アプリがあります。

参考 うんち記録アプリ「ウンログ」健康管理・便秘下痢対策・ダイエット | ウンログ株式会社ウンログ「うんといい世界へ」

今日からできることは、ご飯と味噌汁を中心とした食生活にすること

最後にこの記事を読んだ今日からできることをお伝えします。

今日からできる:ご飯と味噌汁を中心とした食生活にする

もっというと、まずは毎日味噌汁を飲む食習慣を心がけてください。

なぜなら味噌汁は発酵食品でありながら、具材にたんぱく質の豆腐や食物繊維たっぷりの海藻類や野菜などが加わる最強のメニューだからです。

そして味噌汁にはやっぱりご飯ですね。

ご飯は子どものエネルギーになる大切な炭水化物です。

このようなご飯と味噌汁を中心とした食生活にすることがまずは基本になります。

その上で、副菜や小鉢として多種多様な野菜、デザートやおやつとして果物や甘酒・ヨーグルトなどを与えるようにしてみてください。

おわりに

「子どもの健康は3歳前後がとても大切な理由とは?」はいかがだったでしょうか?

次回は「食べさせてはいけない食べ物はない」ということについてお伝えします。

発酵のやすくん

次世代に発酵を伝える株式会社アグクルの代表である小泉泰英がお届けしました。
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