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1分でわかる!一物全体とは?意味や食としてのメリットも解説

「一物全体ってどんな意味?」
「一物全体ってなんて読むの?」
「一物全体食が良い理由って?」

今回はそんな一物全体に関することをお伝えしていきます。

一物全体の意味から一物全体食がいい理由などもお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

一物全体とは?

一物全体には「言葉の定義」で使われる意味と「栄養学」で使われる二つの意味があります。

言葉の定義として使われる「一物全体」のとは?

一物全体とは、生きているものは丸ごと全部で完全であり、その状態が最もバランスが取れているという意味の仏教用語です。

栄養学として使われる「一物全体」のとは?

言葉の定義が食にも派生し、食べ物も魚なら頭からしっぽまで、お米なら白米ではなく玄米、野菜も皮をむかずそのまま丸ごと全部いただこうという意味です。

一物全体食がいい理由とは?

一物全体食がいい理由は、2つあります。

  1. 一物全体食は野菜の皮や米ぬかの栄養も摂ることができるから
  2. 一物全体食は腸内環境を整えるから

①一物全体食は野菜の皮や米ぬかの栄養も摂ることができるから

最近では野菜の場合、皮に栄養があるというのが科学的にもわかってきています。

ブドウの皮には、第七の栄養素と言われるファイトケミカルの中のポリフェノールが含まれており、ポリフェノールは、抗酸化作用があるため、老化を抑制します。

お米も玄米で食べると、米糠まで一緒に食べることできます。

白米と玄米を比較すると、全ての栄養素において玄米の方が多く含まれており、特に多く含まれているのは、ビタミンやミネラルです。

全体の傾向として、一物全体食をすることは現代人が不足しているビタミンやミネラルを食べ物からしっかり摂ることにつながります

「足りない栄養素はサプリメントで補いましょう」と言われていますが、サプリメントを使わずともしっかりと一物全体食を実践することで五大栄養素をバランスよく摂ることができるでしょう。

②一物全体食は腸内環境を整えるから

一物全体食は最近注目されている腸内の環境を整える効果もあります。

りんごの皮にはペクチンという水溶性食物繊維が含まれています。

水溶性食物繊維は腸内の善玉菌のエサになり、便秘や生活習慣病、最終的にはがんの抑制にもつながります。

また先ほどから紹介している玄米にも食物繊維は多く含まれており、玄米の食物繊維も私たちの腸内を元気にするのに役立ちます。

皮や米ぬかのような取られてしまう部分は全体的に食べにくいです。

しかしこの食べにくさがポイントで、食べにくいからこそ、構造が複雑なオリゴ糖や食物繊維が多く含まれているのです。

必ずしも玄米じゃなくていい!白米でも一物全体食を実践する方法とは?

今日知識を得たからといっていきなり白米を玄米に変えようというのは難しいと思います。

そんなときでも実践できる一物全体食が、米ぬかの活用です。

玄米の味が苦手な人は米ぬかの栄養素をぬか漬けとして摂取することをおすすめします。

ぬか漬けは米ぬかの栄養だけでなく、野菜のビタミンやミネラルなどの栄養も一緒に摂ることができるので良いです。

一物全体の読み方

一物全体は、「いちもつぜんたい」とも「いちぶつぜんたい」ともとも読みます。

両者ともに「一つの物」という意味はあるのですが、一物(いちもつ)には「心の中にある企み」という意味も持ちます。

一物全体を英語で表すと?

一物全体は英語で表すと、Whole food(ホールフード)です。

ホールフードで思い出したのが、アメリカで200店舗以上展開しているホールフーズです。

ホールフーズは2017年にAmazonに買収されたグルメ・フード、自然食品、オーガニック・フード、ベジタリアン・フードを中心としたスーパーマーケットです。

1980年創業のホールフーズも一物全体の思想を持ってお店を拡大していったのでしょう。

世界最大の小売店Amazonに買収されたことによって、さらに一物全体という考えが世の中に広がっていくことを願います。

おわりに

いかがだったでしょうか?

一物全体食という食事のあり方は本当に大切なことです。

知識として知ったからといっていきなり、一物全体食を実践できなくても大丈夫です。

まずは自分の意識が変わり、小さなところから一物全体食を心がけてみましょう!

私も今になって、おじいちゃん、おばあちゃんが「食べ物には捨てるところがない」という言葉が胸に染みます。

発酵のやすくん

次世代に発酵を伝える株式会社アグクルの代表である小泉泰英がお届けしました。

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